福・禄・寿のバランス | クロフネカンパニー 中村文昭

COLUMN

語れる物語がある人生は格段に面白い

 

僕は中学校で同級生全員から

 

無視されたことがあります。

 

13カ月間沈黙したまま

 

一人ぼっちの中学生活を過ごしました。

 

同級生全員から無視された辛い経験は

 

人に語る「ネタ」であるとともに

 

僕という人間の奥行きを

 

グンと深くしてくれたのです。

 

「13カ月の沈黙」がなければ

 

いまの自分には出会えなかったと思います。

 

僕が二十六歳のとき

 

僕の実家が火事になったことがありました。

 

そのころ、立ち上げた

 

ブライダルレストランが大盛況で

 

まさに順風満帆。

 

しかし

 

中村家始まって以来の大惨事が起きたのです。

 

原因は、親父の焚き火の不始末でした。

 

兄も、東京からすぐに実家に戻ってきました。

 

翌日、僕と兄が

 

火事の後始末をしていたときのことです。

 

屋根に上っていた兄が

 

うっかり足をすべらせて

 

屋根から落ちて

 

複雑骨折の大けがを負ったのです。

 

そのことが引き金になり

 

父親がこれまた急性心不全で倒れ

 

病院に運ばれました。

 

悲惨な出来事の三段重ねです。

 

この出来事をきっかけに

 

兄がブライダルプロデューサーとして

 

僕の会社を

 

手伝ってくれることになったのです。

 

このように、災い転じて

 

いいほうに物事が転ぶこともあります。

 

ほかにも、僕の苦労話は

 

枚挙にいとまがありません。

 

でも、すべては「ネタ」です。

 

だから、苦労したくないなんて

 

思わなくていいんです。

 

 

素敵なご縁が皆様に訪れますように