何もなくても、汗は出せる
僕が「耕せにっぽん」を始めようとしたとき
反対の嵐が、特に農業に携わっている人々からは
「簡単にできると思ったら大間違いだ」「農業をばかにしているのか」
「絶対ムリだから、今のうちにやめたほうがいい」などの
きついアドバイスが浴びせられました。
何かを始めるときには、お金も知恵も必要です。
しかし、知識も力も、何も持たなくても出せるものがある。
それは「汗」です。
僕がいつも、引きこもりの人やニートの人に言っていることですが
何も持っていなくても「汗」なら出せるのです。
そして、誰でも出せる「汗」ですが
実はこれが非常に重要な役割であるのです。
畑の石を拾ったり、草むしりをしたりする人間がいなければ
畑は、いつまで経っても荒地のまま、作物が実ることはないのです。
一年後。二、三年はムリだと思っていた畑に
一〇〇〇本のとうもろこしが実りました。
これはまさに、元引きこもりだった若者たちの汗の結晶だったのです。
素敵なご縁が皆様に訪れますように