心をひらく会話術 | クロフネカンパニー 中村文昭

COLUMN

「誰かのために」

 

僕は、若い女性に向かって話をするとき

 

好きな人にピクニックに誘われたら

 

彼氏のために手作り弁当を

 

持っていったほうがいいと勧めます。

 

『美味いわ』って

 

驚く顔を見たいと思ったとき

 

好きな人のためには魂が反応する。

 

夜中1時、2時まで

 

時間がかかったにしても疲れんでしょ?

 

彼女たちは、みな「うんうん」と頷きます。

 

「自分の弁当やったら

そんなに努力して作れへんやろう?」

 

「自分の分だけやったら

夕飯の残り物詰めておきゃええやんって。」

 

彼女たちは、彼氏の喜ぶ顔を見たいがために

 

ワクワクしながら弁当を作るのです。

 

仕事をするということについても同じです。

 

毎日、残り物の弁当で

 

すませるような日々を過ごしていたら

 

2年経っても

 

3年経っても

 

自分の目の前の景色はよくなりません。

 

しかし、彼氏の弁当を作るような感覚で

 

上司を喜ばせよう

 

お客さんをびっくりさせてやろう

 

と思いながら仕事をすれば

 

「君じゃなきゃ駄目なんだよ」

 

「お前に動いてもらわな困るんだよ」と

 

必要とされるようになっていきます。

 

つまり、「やる気」をスイッチオンするには

 

「誰かを喜ばせるために」という

 

「誰か」の存在が必要なのです。

 

人は、自分のためにと思っていても

 

なかなかやる気のスイッチは

 

オンしないものなのです。

 

 

素敵なご縁が皆様に訪れますように