雑用も相手を喜ばせると、立派な仕事
僕が、まだ、二十歳くらいのころ
師匠におつかいを頼まれた僕は
「行きますけど。でも、なんで俺がこんな暑い日に
ジュース買いにいかなあかんねん」
とぶつくさ言いながらこんな調子で戻ってくると
師匠が表で怖い顔をしてまっており
こう言われました。
「いいか?世の中の仕事は
ほとんどが雑用な作業なんだぞ。」
「だけど、作業と仕事は違うんや。」
「ジュース買うことは誰にでもできる。」
「でも、今日は暑いから、少しでもお客さんに
冷たいジュースを飲ませたいと思えば
おまえは走ってジュースを買いに行くやろ?」
「相手が喜んでくれたらどんな小さな雑用だって
立派な仕事に変わるんや!」と。
僕はこのとき初めて
仕事に大小はない。どんなに小さなことでも
相手が喜ばせることが仕事なんだ
という大切なことを師匠から教わったのでした。
素敵なご縁が皆様に訪れますように