雑用も相手を喜ばせると、立派な仕事
僕が、まだ、二十歳くらいのころ
師匠におつかいを頼まれた僕は
「行きますけど。でも、なんで俺がこんな暑い日
ジュース買いにいかなあかんねん」
とぶつくさ言いながらこんな調子で戻ってくると
師匠が表で怖い顔をしてまっており、こう言われました。
「いいか?世の中の仕事は
ほとんどが雑用な作業なんだぞ。
だけど、作業と仕事は違うんや。
ジュース買うことは誰にでもできる。
でも、今日は暑いから少しでもお客さんに
冷たいジュースを飲ませたいと思えば
おまえは走ってジュースを買いに行くやろ?
相手が喜んでくれたら
どんな小さな雑用だって立派な仕事に変わるんや!」と。
僕はこのとき初めて
「そうか。仕事に大小はない。
どんなに小さなことでも
相手が喜ばせることが仕事なんや」
という大切なことを師匠から教わったのでした。
素敵なご縁が皆様におとずれますように